痛風になってしまったとき、まずはロキソニンで痛みを緩和する。次に痛みの原因の尿酸の結晶を溶かす薬を服用します。
アロプリノール(商品名ザイロリックなど)
フェブキソスタット(商品名フェブリク)
トピロキソスタット(商品名トピロリック、ウリアデック)
ベンズブロマロン(商品名ユリノ-ムなど)
プロベネシド(商品名ベネシット錠など)
ドチヌラド(商品名ユリス)
そのあと尿酸値を下げる薬を飲みます。
ここで注意するポイントが「プリン体の多いビールを飲まなければお酒は大丈夫」という理解。
答えはダメです。
プリン体が多い少ないに関わらず、日本酒、焼酎、ウイスキーなどアルコール自体が核酸をつくり、結果的に尿酸値を上げてしまいます。
下記のことに注意しましょう!
◆アルコールはひかえるか辞める
◆1日2リットルを目安に水分を飲んでおしっこをたくさんしましょう
◆毎日ヨーグルトを食べましょう
尿酸値とアルコールの関係
アルコールと尿酸値の関係について、詳しく説明します。
1. アルコールが尿酸値を上げる理由
アルコールが尿酸値を上げる理由は、主に以下の3つが考えられます。
プリン体の分解促進: アルコールを分解する過程で、プリン体が生成されます。プリン体は、体内で分解されて尿酸になる物質です。
尿酸排泄抑制: アルコールは、尿酸の排泄を抑制する働きがあります。
乳酸産生増加: アルコールの代謝により、乳酸が産生されます。乳酸は、尿酸の排泄を抑制する働きがあります。
2. 影響を受ける種類
プリン体を含むビールは、尿酸値を特に上げやすいと言われています。一方、プリン体を含まない焼酎やウイスキーなどの蒸留酒でも、アルコール自体が尿酸値を上げるため、飲み過ぎは注意が必要です。
3. 痛風発作との関係
高尿酸血症が続くと、尿酸が結晶化して関節に沈着し、痛風発作を引き起こすことがあります。アルコールは尿酸値を上げるだけでなく、発作を誘発することも分かっています。
4. 痛風の方の注意点
痛風の方は、尿酸値を下げる薬を服用している場合が多いです。しかし、アルコールは薬の効果を弱める可能性があります。そのため、痛風の方は特に、節度ある飲酒を心がけることが重要です。
5. 痛風でない方も注意が必要
痛風でない方でも、飲み過ぎは尿酸値を上げ、痛風のリスクを高める可能性があります。
6. 適量とは
一般的に、1日のアルコール摂取量の目安は、男性で20g、女性で10gと言われています。これは、ビール中ジョッキ1杯、日本酒1合、焼酎2杯程度に相当します。
7. まとめ
アルコールは尿酸値を上げる
プリン体を含むビールは特に注意が必要
痛風の方は、薬の効果を弱めるため、節度ある飲酒を心がける
痛風でない方も、飲み過ぎは避ける
1日の適量目安は、男性で20g、女性で10g
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