尿酸値を効果的に下げる方法

尿酸値を下げるには、大きく分けて食事療法、運動療法、生活習慣の改善の3つの方法があります。

1. 食事療法

プリン体の摂取量を控える
プリン体が多く含まれる食品:レバー、あんこう、白子、干し椎茸、イワシ、カツオ、ニシンなど
プリン体100mg以下の食品:野菜、果物、米、パン、麺類、卵、乳製品など
水分を十分に摂る
水や麦茶など、ノンカロリーの飲み物を1日2〜2.5リットルを目安に摂取
アルカリ性の高い水やお茶は尿酸値を下げる効果も期待できる
野菜、海藻、きのこ類を積極的に摂る
これらの食品はアルカリ性食品であり、尿をアルカリ性にすることで尿酸の排泄を促進
ビタミンCを含む食品も尿酸排泄を促進
ビタミンCを含む食品:キウイ、ブロッコリー、イチゴ、柑橘類など

2. 運動療法

有酸素運動を週3〜5回、30分以上行う
ウォーキング、ジョギング、水泳、サイクリングなど
無理のない範囲で、継続することが重要

3. 生活習慣の改善

適正体重を維持する
肥満は尿酸値を上げる原因となる
BMI25以上の人は減量を目指
睡眠不足を解消する
睡眠不足は尿酸値を上げる原因となる
毎日7〜8時間の睡眠を目標
ストレスを溜めない
ストレスは尿酸値を上げる原因となる
適度な運動や趣味など、ストレス解消法を見つける

薬物療法

上記の方法で尿酸値が正常値に下がらない場合は、薬物療法が必要になることもあります。薬物療法には、尿酸の生成を抑制する薬や尿酸の排泄を促進する薬などがあります。

注意点

尿酸値を下げるには、継続的な取り組みが必要
食事や運動の内容を変える場合は、医師や栄養士に相談
薬物療法を行う場合は、医師の指示に従って服用