尿酸値とコレステロール値が高い場合の対処方法

尿酸値とコレステロール値が高い場合は、生活習慣の改善と薬物療法の両方から取り組むことが大切です。

生活習慣の改善

食事
プリン体の多い食品を控える:動物の内臓、魚介類、肉類、エキス類など
食物繊維を多く摂る:野菜、果物、きのこ、海藻など
飽和脂肪酸やコレステロールの多い食品を控える:動物性脂肪、揚げ物など
適度な量のエネルギーを摂取する:肥満を解消・予防する

運動
毎日30分以上の有酸素運動をする:ウォーキング、ジョギング、水泳など
筋トレをする:週2~3回、20~30分程度

その他
水分をこまめに補給する:1日2リットル程度
禁煙する
節酒する
十分な睡眠をとる:7~8時間程度

薬物療法

生活習慣の改善で十分な効果が得られない場合は、薬物療法が必要になることがあります。

尿酸値を下げる薬
尿酸の生成を抑制する薬:フェブキソスタット、アロプリノールなど
尿酸の排泄を促進する薬:ベンズブロマロンなど

コレステロール値を下げる薬
LDLコレステロール値を下げる薬:スタチン薬など
HDLコレステロール値を上げる薬:ニコチン酸製剤など

注意点

薬を服用する場合は、必ず医師の指示に従ってください。
定期的に医療機関を受診し、尿酸値とコレステロール値を測定しましょう。

生活習慣の改善は、尿酸値とコレステロール値を下げるだけでなく、痛風や高血圧、糖尿病などの生活習慣病の予防にもつながります。

また、薬物療法はあくまでも補助的な手段であり、根本的な解決には生活習慣の改善が重要です。

医師や栄養士の指導を受けながら、自分に合った生活習慣の改善と薬物療法を継続することで、尿酸値とコレステロール値を正常値にコントロールしましょう。