62歳男性
尿酸値:5.4mg/dL
痛風発症回数:1回
痛風発症場所:左足の親指の付け根辺り

どれくらい痛かったですか?

痛風の名が付いているけれども、これは実際に発症した人でなければ分からない激痛です。歩行が困難になりますし、寝ているときも布団に当たると痛みが生じるなど、日常生活に大きな影響がある痛みです。ちなみに、触れると痛いので靴下を履いたり脱ぐのも大変でした。

痛みはどうやって無くしましたか?

整形外科を受診して、最初は腫れを抑えるための処方薬を服用して、腫れが治まった段階で尿酸値を下げる医薬品を使い治療を行いました。その後は、生活習慣を見直して今に至ります。

痛風は何が原因だと思いますか?

もともと尿酸値が高めで、健康診断では常に再検査判定でした。先天性によるものと診断されましたが、タバコは1日に30本以上、お酒は365日休まずにやっていた、これが尿酸値を高めていたと考えられます。

痛風が発症しないようにしている対策などありましたら教えてください。

生活習慣を見直したことで、従来高めだった中性脂肪の数値が正常値になり、尿酸値も正常になりました。一度痛風の経験をしていますので、食生活では脂っこい食事は控えたり塩分も抑えるなど工夫しています。それと、タバコはやめてお酒も控えるようになりました。

痛風になる前の過去の自分にアドバイスをお願いします。

尿酸値は正常値が6.0mg/dL以下といわれていますので、健康診断でこれよりも数値が高い場合は要注意です。長いこと尿酸値が高めでしたが、急に痛風の症状が起こりますので尿酸値の定期的な検査は必須といえましょう。タバコ・お酒などの愛好品はもちろん、脂っこい食事や塩分の摂りすぎには注意が必要です。